今年に入って3ヵ月、続々と大手から新人がデビュー
最近のK-POP界では、大手事務所から年に2組以上デビューすることも珍しくなくなり、より大手と中小の格差が話題になっています。
2024年に入って3ヵ月、月に3~4組のペースで新人グループが誕生し、すでに10組以上の新人グループが激戦のK-POP市場に合流しています。
トップグループが次々に前作からの初動枚数減少など「K-POP危機」と言われている中、HYBEのILLIT、YGのBABYMONSTER、SMのNCTWISHと、大手は後輩となる新人グループを誕生させています。
大手、中小、新生事務所から続々と新人が誕生
<新人ガールズグループ>
3月25日 HYBEのサバイバル番組「R U Next?」から誕生した「ILLIT」
26日 THE MUZEエンタ「RESCENE」
27日 SBS初サバイバル番組「UNIVERSE TICKET」から誕生した「UNIS」(F&Fエンタ)
27日 勇敢な兄弟プロデュース、Braveエンタ「Candy Shop」
4月1日 YGエンターテインメントから「BABYMONSTER」
と、先月末から4月にかけて、わずか1週間ほどで5組の新人ガールズグループがデビューし、そのうちの2組(HYBEとYG)は大手となっています。
同じく、ボーイズグループも1月だけで、HYBE傘下のPLEDISエンタから「TWS」、ALL(H)OURS(EDENエンタ)、DXMON(SSQエンタ)と3組。
続く2月にも、SMエンターテインメントからNCT最後のユニットとなる「WISH」、NOMAD(NOMADエンタ)など、大手、中小、新生事務所から続々と新人が誕生しています。
まだ上半期中に注目ガールズグループがデビュー予定
また上半期中の注目新人として、BLACKPINKを育てたYGプロデューサー出身TEDDYの「THE BLACK LABEL」、SHINeeテミンが移籍したことで話題のBPMエンターテインメント、両社共に設立以来、初のガールズグループを準備中です。
「中小の奇跡」年々さらに難しく
最近の「中小の奇跡」としては、FIFTY FIFTY(ATTRAKT)が有名ですが、関係者によると事務所の資金力により格差がより大きくなっていることが指摘されています。
K-POPはデビューとなると、今や「韓国デビュー=グローバルデビュー」と見なされる時代となった。
しかし、アイドル市場の「貧益貧、富益富(富める者はより富み、貧しい者はもっと貧しくなる)」はどんどん深刻化している。ごく一部の成功例だけを見て、新人を準備しているようで、みな錯覚に陥っているようだ。
大手が社内レーベルから続々とデビューさせているため、元々あるファンダム力、資金力に中小の事務所は追いつけず、大手新人に人気や注目が集まる状況が目立っている。
すでにHYBEのNewJeansが2022年に更新した、歴代ガールズグループデビュー初動記録(31万)を、先日ILLITが塗り替えたばかりですが、わずか数日で、BABYMONSTER(40万枚)がその数字をまた更新しています。
大手トップグループの「妹・弟」というだけですでに話題性
大手グループの新人が、デビューする度に歴代記録を塗り替えている中、一方の中小事務所の新人のアルバム売り上げは、大手の10分の1、5分の1、ほどの水準で、話題性も同時期にデビューした大手アイドルに集中するため、音源チャートでも名前を見つけることすら難しい状況です。
大手にはトップで活躍する先輩グループがすでにいるため
BLACKPINKの妹
SEVENTEENの弟
NCT最後のグループ
という言葉から、マスコミの注目を集めやすく、またファン層も先輩グループの流れから、デビュー当初から応援してくれる例があります。