

カカオが年内に新ファンプラットフォーム「BERRIZ」公開へ
カカオエンターテインメントが年内にファンプラットフォーム業界に新たに参入することが発表されました。
カカオのプラットフォーム名は「BERRIZ」で、現在業界をリードしているHYBE主導の「Weverse」のライバルとして登場する予定です。
保有するSM株をカカオに売却することにHYBE、カカオの「SM株」公開買収に参加へSMエンターテインメントの経営権をめぐって激しく争っていたHYBEとカカオエンターテインメントでしたが、HYBEが持ち分をカカオに売却する準備を進めていることが明らかになりました。昨日(24日)、金融監督院の電子公示システムによると、HYBEが保有するSMエンターテインメントの持分19.52%(375万7237株)を、カカオの公開買収に参加することが公示されています。カカオは現在、1株当たり15万ウォンでSM株の公開買い付を進めており、HYBEが保有する持分... 【SMエンタ経営権紛争】HYBE「銭の戦争」勝者?1000億ウォン相当の利益(カカオにS... - |
(左)月別販売量 (右)月別輸出量2024年K-POPアルバム販売量、昨年の17.4%減韓国音楽コンテンツ協会で運営する「サークルチャート(旧ガオンチャート)」が2024年のK-POP総アルバム販売量および輸出量データを発表しました。公開されたのは2024年の総アルバム販売量において集計した公式的な全体アルバムデータで、昨年の月別(1月~12月)に販売された合算結果になります。サークルチャートによると2024年 アルバム総販売数 9837万枚で前年の2023年「1億1908万枚」に比べ、17.4%減少しています。輸出量率が増加も、総売り上げで... 2024年「K-POPアルバム販売量」17.4%減少、海外好調も国内需要を逃した結果に - |
K-POP界はCD売り上げ減、新たな収益として「eコマース」転換
2023年時点での世界のK-POPファン数は2億2500万人とされ、「Weverse」利用者の90%が海外からの利用となっています。年々、CD売り上げは減少傾向にあり、ファンプラットフォームを通じて、MD・映像コンテンツなど2次IPを活用した新たな収益、海外戦略を見込んでいます。
ファンプラットフォーム市場を牽引しているHYBEの「Weverse」は(昨年8月基準)累積ダウンロード1億6000万件を突破、月間活性利用者数も970万人を記録するなど、持続的な成長を見せています。
反面、カカオはエンターテインメント部門の実績不振により、音楽事業売上は前年同期対比8%減少、コンテンツストーリー部門売上も12%減少、系列会社の「アンテナ」は2023年に20億相当の赤字を出すなど、苦しい状況となっています。
この状況にカカオは年内にもリリース予定の「BERRIZ」を利用して、放送とグッズ販売を結合した「eコマース」を基盤とした、新たな収益の突破口を展開する予定です。
昨年の騒動でカカオ傘下になったSM苦労して手に入れたのに?もうSMの売却先を探しているカカオ昨年、創業者のイ・スマン氏+HYBE、SM経営陣+カカオを巻き込み大きな騒動となったSMエンターテインメントの経営権紛争で、最終的に電撃的にHYBEとカカオが協議し、カカオがSMの経営権を勝ちとったものの、最近「売却説」がメディアで報じられています。SM経営陣、カカオと蜜月関係が崩壊?総入れ替えの可能性発端は一部メディアがカカオ、NCソフトにSMエンタ売却を打診として、カカオ側は紛争時、協力関係にあったSM経営陣への不信感を今... カカオ側「SMエンタ売却報道」を否定(売却先に苦戦?苦労して手にいれたのに「リ... - |
HYBE「Weverse」との差別化は俳優・ドラマなど「Kカルチャー」
HYBEとの差別化として、カカオの強みは、傘下にSMエンターテインメント、STARSHIP(IVE)、EDAMエンターテインメント(IU)などのK-POP事務所だけでなく、俳優事務所、ドラマや映画の制作会社も保有していることで、俳優、ドラマ、映画、ウェブトゥーンなど「Kカルチャー」全般を楽しめるプラットフォームに期待が高まっています。
HYBE内部レポートが流出し、騒動に(HYBE イ・ジェサンCEO)HYBE内部レポート「Weverse Magazine」側、関与否定と謝罪HYBEの取締役らのために作成された、他社アイドルの容姿などを品評した内部レポートが流出し問題となっている中、このレポートを作成したチームとされる「Weverse Magazine」スタッフらが反論と謝罪文を発表しています。今回の騒動では「Weverse Magazine」室長(編集長)がレポートの制作者として解任処分を受けていますが、彼の部下であるスタッフらは、無関係と主張しています。「存在すら知らなかった」あくまで... 「Weverse Magazine」スタッフ側、アイドル品評「ただの解任」批判に声明(元編集... - |
SMエンタ所属歌手は「bubble」「Weverse」「BERRIZ」で活動か
なお、2023年にHYBEとの買収騒動を経て、カカオ傘下となったSMエンターテインメントは一足早くすでに自社で系列会社「Dear U」を通じてファン疎通アプリ「bubble」を2020年から開始しており、「BERRIZ」との共存、差別化に注目が集まっています。
(カカオ関係者)「bubble」が1対1の疎通を中心とする反面、「BERRIZ」では差別化された形態で企画を進行している。2つのサービスが相互シナジーを出せるよう準備中
SMエンターテインメント歌手は2023年の買収騒動で3社協議の末「プラットフォーム連携」として、12組が「Weverse」でもアカウントを開設しており、「bubble」「Weverse」に加え、新たに「BERRIZ」も増えることになります。
SMアーティストも参加?SMアーティスト「weverse」に加入報道SMエンターテインメントの経営権をめぐって争っていた、kakaoに対し、HYBE側が買収中止と共に両社のプラットフォーム関連の協業案を提示していましたが、SMアーティストの「weverse」への出店が報じられています。業界関係者によるとHYBEとSMは「Weverse」にSM所属アーティストを入店させることで合意し、これに関連した具体的な内容を調整中HYBEとSMは近いうちに時期や方式などについて、合意案を発表する見通し影響が出る「Bubble」への対応策、SMアーティストは両方に所... 【SMエンタ紛争】SMアーティスト HYBE系ファンプラットフォーム「Weverse」加入報... - |