コロナと戦う大邱市に芸能人や大企業が多額の寄付
韓国で最初に新型コロナウイルスの感染拡大が報告された大邱市について、勤務している医療スタッフが2ヵ月もの間、無給料で働き続けていることが報じられました。
大邱市では、大邱を拠点とする新興宗教団体「新天地イエス教会」を発端として、2月にクラスターが発生し、そこから韓国内で特に感染者が急増する地域として有名となりました。
そのため、医療関係者などが駆け付け、賢明の治療に専念しているとして、多くの韓国芸能人らが(1人、1億ウォンなど)大邱市への寄付を発表していました。他にも、アイドルファンがアイドル名義で寄付を行ったり、大企業なども多額の寄付を行ったことで、推定約700億ウォンは寄付金は集まっているだろう、と言われています。
医療関係者の無給報道に多額の寄付金はどこへ?と指摘
そんな中、報道番組「NEWS DESK」が、大邱市へ支援に駆け付けた医療関係者への取材を行い
2ヵ月無給で働いている。
と報じたことに、波紋が広がっています。支給されているのは、寝る場所と食事だけだとして、このような「最前線で働く人たちのために」とメッセージを添えて寄付した芸能人も多かったことから、多額の寄付金の行方がインターネット上で指摘されています。
ただ一方で「医療機器は高額であるため、必要な医療機器を整えることに利用している」など、寄付金は主に医療機器などの設備投資に優先的に使われているという意見もありますが
給料はこの先、精算すれば良いとしても、大邱の看護師が公開した食事内容があまりに酷かったことで、「せめて食事だけは満足なものを」など、寄付金を最前線で働く人たちのため、もっと有効に活用して欲しいとの意見が集まっています。