K-POP業界 ソウルのメインコンサート会場 一斉工事に死活問題!と悲鳴(代替え要求、我々の意向が通ってない)

コロナ後のコンサート会場は奪い合いに?

K-POP業界、オリンピック会場工事に代替え会場を要求

韓国の大衆音楽公演を主催・主管・制作する企業で構成された「韓国大衆音楽公演産業協会」が本日(13日)、近く一斉に改修工事に入る蚕室体育館などの関連施設について、声明文を発表しました。

韓国大衆文化は、公演および、フェスティバルにとって重要な舞台が消える危機に直面している。

4年以上の長期工事期間中、蚕室のメインスタジアムをはじめとする、補助競技場、室内体育館などが(使えなくなり)舞台に立つ機会を失うことになる。

その期間、公演が滞りなく進められるよう、各公演施設の順次開発計画および、代替公演施設を整備して欲しい。

この問題は、現在、ソウル市が進めている「MICE」と呼ばれる、1988年に開催されたソウルオリンピック当時の会場などをリモデリングするなど、新たに周辺施設も開発し、国際会議場など、蚕室総合運動場の敷地内に、スポーツ複合施設だけでなく、コンベンションセンターなど、複数の大型施設を建設する事業となっています。

これに伴い、これまでソウルでのコンサート会場としてメインで使用されていた、オリンピック関連施設が次々に改修工事に入るこから、コンサートが開催できない危機についての声明となっています。

来年8月以降のコンサートの予定が立てられない?

工事が始まれば、蚕室総合運動場のメインスタジアム、補助競技場、室内体育館などの施設が使用不可となる見通しで、関係者によると、来年8月末以降は、コンサートの計画が難しい状況だと予想されています。

特にメインスタジアムは5万人前後が収容できる韓国を代表する大型施設で、BTSなどのK-POPスターだけでなく、ポール・マッカートニーやエルトン・ジョン、コールドプレイなど、世界的アーティストも来韓公演で使用する施設です。

また、約2万5000人が観覧できる補助競技場は、さらに多くのK-POPアーティストがこれまで利用して来た、コンサートの中心会場となっています。

現在、公演業界は新型コロナウイルスの影響で、長く休業の苦痛に耐えており、ワクチン接種および、各種防疫を通じて社会的距離レベルが緩和される、近い未来を楽しみに待ちながら、これまでなんとか公演を準備して来た。

しかし、来年夏以降、会場利用が出来なくなる状況は、まさに青天の霹靂のような話だ。

いざ、公演を再開しようと思っても、会場がないのでは、業界の運命と公演従事者の生計がかかった大問題

メインスタジアムと野球場が近接

プロジェクトにK-POP業界の意向は反映されず

また、続けて

我々は固定貸館料に加え、チケット販売代金の8%に当たる、数十億ウォン相当をこれまで、分割払いで提供するなど、施設運営にも寄与して来たにもかかわらず、自分たちの意向は全く反映されていない。

現在の開発計画案では、メインスタジアムと新しく移設される野球場が隣接しているため、音への干渉と騒音増、狭い動線および、消防道路などの問題が予想される。

と、今回のオリンピック関連施設のリモデリングプロジェクトについて、これまで一定の寄付を行っていた業界の意向は全く通っていないことなど、問題点を指摘しています。