サムエル側がBraveの損害提示に反論
「プロデュース101」シーズン2、出身のキム・サムエル(Samuel)が、現在起こしているBraveエンターテインメントとの専属契約紛争について、2015年にONEとPUNCH(サムエルの芸名)の2人組としてデビューした、ヒップホップデュオ「1PUNCH」の活動損害まで、自身が背負わされていることを明かし、当時未成年だったサムエルにとって、疑問だらけの契約だったことが提起されています。
「1PUNCH」は2015年1年にデビューしたものの、同年9月にONE(ワン)がYGエンターテインメントと専属契約を結んだことで、解散しています。
サムエル側、Braveが提示した損害は「1PUNCH」時代のもの
サムエルは2019年、Braveエンターテインメントに対し、公演契約の締結や、精算金に関する問題点を指摘し「専属契約の不存在確認」訴訟を起こしました。
しかし、今度はBrave側も
むしろ、キム・サムエルが正当な理由もなく、一部スケジュールを一方的に拒否したことで、会社が被害を受けた。
として、サムエルを相手取り、10億ウォン相当の損害賠償訴訟を提起しています。
現在の状況について、サムエル側の関係者は
サムエルは2015年1月のデビュー以来、どのような活動でも「精算書を見せて欲しい」と言っても、見せられたことがなかった。
「プデュ(2017年)」出演以降、ソロでデビューした時も、本当にダメだと思いました。精算内容を3~4年分、まとめて受け取ることはできず、2018年5月にやっと受け取ったものの、正式な精算書ではなく、内訳の立証もできないほど、適当に作ったプリントのみでした。
ところが、よく見ると「1PUNCH」活動時に発生した、マイナス6億ウォンの内訳は書いてありました。
「1PUNCH」活動当時も契約書は見たことがなく、その後、ONEが「SHOW ME THE MONEY」に出演し、YGエンターテインメントに行ったことで、グループは解散に。これに伴う、グループ活動の損害賠償もなかった。
後で分かったことだが、契約書に賠償責任と関連した条項はなかった。文字通り、デタラメな契約書であり、事務所側はこれについて、知らんふりを通している。
(Brave側は)サムエルの活動において「利益がなかった」としているが、その根拠は「1PUNCH」活動時に発生した、マイナスによるものとされている。
会社は嘘で未成年だったサムエルを、代表が推進するコイン事業にまで利用した。
訴訟提起については、現時点での最大の目的は「Braveとの契約解除」であり、金の問題はその次の問題。
Braveとは来年1月に契約が満了するが、訴訟が長引いている。
最近は小学生からアイドルになりたくて、自分たちの人生と多くの時間を、芸能事務所を信じて契約する子が増えているが、サムエルだけでなく、また多くの青少年が不合理な扱いを受けるかもしれないと思うと、胸が痛む。