GFRIENDに続き、Lovelyzも突然発表
今年だけでも、音楽番組1位や、人気グループと呼ばれ、今後の活躍が期待されていた女性グループが2組も突然の解散(事実上)を発表する状況となっています。
K-POP界に残る「7年目のジンクス」の壁は、今も乗り越えられないのだろうか?
Lovelyzの所属事務所Woollimエンターテインメントは今月1日、約2週間後に(16日)、1人のメンバーを除き、メンバーとの契約が満了することを発表した。この発表にファンからは非難が殺到、特にLovelyzは前日(31日)オフラインファンミーティングを開催したばかりで、その翌日の突然の発表だった。
また、Lovelyzは2020年9月のカムバックを最後に、1年以上の空白期間を経ての発表だったことも、さらにファンの怒りを強くした。
Lovelyzより先に今年、電撃的に解散を発表したのが、GFRIENDだった。
先のスケジュールが決まっていたこと、イベント計画、ファンクラブの契約期間中だったことなどから、払い戻し騒動など、ファンとのトラブルが続いた。
事務所側は「これまで愛を送って下さったファンの皆さんに感謝する」というメッセージを掲載していたが、全くファンのことを考えているとは思えない状況だったことで、非難が殺到した。
会社側に続ける気がない、将来を考えたメンバーの意向
なぜ「人気ガールズグループ」と呼ばれたグループが、このように突然、消える状況が起こってしまうのだろうか?
<歌謡関係者A>
会社がグループを(これ以上)引張っていく意志がないか、引張っていく理由がないため。
ガールズグループの寿命が短いのは業界関係者だけでなく、大衆もよく知っている事実。芸歴が蓄積されればされるほど、アーティストの要求事項は多くなり、会社はそれに合わせるのが難しい状況に置かれる場合がある。この時、それでも会社側から意思表示さえすれば、一部メンバーが残ることで、グループ自体は存続が可能だが、そうでない場合は当然、グループは解散することになる。
<歌謡関係者B>
音楽放送で応援の声だけ聞けば、人気ガールズグループに対する忠誠度は相当なものになるだろうが、実際はそうではない。アルバム販売量、グッズ購入額などを見ると、会社の立場で収入になるのは、やはり「ボーイズグループ」だ。また、もっと話題性のあるガールズグループが現れた場合、ファンクラブの一部がそっちに移ることが多く、冷静に言えば「商品性があるか?どうか?」を判断して下した決定だろう。
<歌謡関係者C>
会社の意志とは別に、ガールズグループのメンバー自身が活動に懐疑を感じる場合も少なくない。殺人的なスケジュールに比べ、非常に短い寿命など、歌手活動を維持するのが正しいかどうか?でメンバーを悩ませる。進路に悩んだ時、これまで培ってきた人気を諦めてでも、最初からやり直したい!という気持ちを持つ場合も多い。