イ・スマン氏、HYBEにプロデュース業禁止の解除求める
HYBEとSM創設者 イ・スマン氏が手を組んだ、SMエンターテインメントを巡るカカオとの買収戦が、HYBEの撤退で幕を閉じましたが、イ・スマン氏がプロデュース業復帰に向け、動き出していることが話題になっています。
元々は今年2月、イ・スマン氏がHYBEにSM買収話を持ち込んだ際、自身の持ち分を渡すと同時に「競業禁止条項」を結んでいました。
この「競業禁止(株式や事業を売却した人が、同一業種の事業を一定期間できないようにする条項)」の締結のため、イ・スマン氏はプロデュース業に復帰できない状況であるため、HYBE側に
同条項の解除
を要請しましたが、HYBE側は「受け入れられない」と、対立していることが報じられています。
SMのライバル会社設立に向け始動か?
5日、投資業界によると
イ・スマン前総括は今年2月、自身のSMエンターテインメント持分をHYBEに売却した際、契約書に明記した条項の解除を、HYBE側に要請した。
イ前総括はHYBEの「SMエンターテインメント経営権 買収失敗」の責任を問うと同時に、エンターテインメント業界での再起を狙うため、解除に乗り出した模様。
と、イ・スマン氏がプロデュース業復帰に向け、動き始めていることを報じています。
当初、イ・スマン氏とパン・シヒョク議長(HYBE)はSM買収に向け、その自信から共同声明まで発表しするほど、強力なタッグを組んでいました。
HYBEの撤退は裏切り
しかし一転、HYBEが3月にカカオ側と合意し、SMエンターテインメント買収戦から撤退、さらにHYBEはイ・スマン氏から譲渡された持分の一部まで売却して、差益を得ています。
イ・スマン氏はHYBEの行動を「裏切り」と見て、激怒した、と伝わっています。
これにHYBE側は
SM買収戦から撤退したことと、イ・スマン氏との契約は無関係
として、解除する法的義務がないことを表明しています。
(関係者)イ・スマン氏にとって、HYBEのSMエンターテインメント買収放棄は最悪の結果
今度も持続的に「解除」を求めて要請するだろう
なお、イ・スマン氏には新事務所を設立する噂があり、SMエンターテインメントのライバル会社として、SMの競争力を弱体化させる狙いまで報じられています。
今後も要請があまりに続くようであれば、HYBEも長くイ・スマン氏の足を引っ張る行為は好ましくなく、要請に応じる可能性も出ています。