RIIZE(SM)BABYMONSTER(YG)相次ぐ大手デビューメンバー離脱(なぜ「脱退」と言わない?リスク大)

メンバー決定時点では「7人組」だったBABYMONSTER

SM、YG、共に今年デビューグループからメンバーが離脱

今年、大手であるSMエンターテインメント、YGエンターテインメントからデビューした新人グループから、早々にメンバーが離脱する状況が起こっています。

SMエンターテインメントから今年9月にデビューした新ボーイズグループ「RIIZE」は、デビュー直前にメンバー・スンハンの私生活スキャンダルが話題となり、結果として先日、デビューわずか3ヵ月ほどで、「無期限の活動中断」が発表されています。

また本日(27日)、6人組でデビューしたYGエンターテインメントの新ガールズグループ「BABYMONSTER」も、当初メンバー決定時点では7人組でしたが、デビュー直前「リトルジェニー(BLACKPINK)」とも呼ばれ、センター候補だったアヒョンが「休息に専念」と発表されています。

株価にまで影響「脱退」と軽々しく言えず

デビューしたばかりの新人グループは、何より「ファンダム構築」を最優先にするものですが、メンバーの離脱はファンの間でも意見が分かれるため、一致団結の気持ちを萎えさせ、マイナスとなります。

デビュー前から私生活スキャンダルがあったスンハン

デビュー前のグループ団体行動からすでに姿が見えなかったアヒョン

共にデビュー前段階から、脱退要求や離脱説があった2人ですが、SMもYGもギリギリまで発表を控えていました。

その理由について、業界関係者

両社がはっきりと「脱退」とは言わず、あえて「無期限中断」「休息」という単語を使用した意味は、SMやYGのような大手の上場企業の場合「新人ローンチ」は、今後の成績にも影響するため、生半可な決定ができないため。

YGは少しでもまだ「復帰の可能性」を残す意図があり、(アヒョンは)特に注目度の高いメンバーだっただけに、なんとか最大限、問題をうまく解決できないか?という気持ちが表れた発表だと思える。

「完全体」が崩れることは、メンバー負担増!最悪のシナリオ

事務所が1つの「アイドルグループ」をデビューさせる過程では、莫大な人員・予算が投入されており、決定したメンバーの特徴に合わせ、デビュー前段階からグループのコンセプトや調和などを念頭に、先々まで長期的な企画が同時進行しています。

それがメンバーが減ることで、大々的な修正を行わなければならず、修正に伴う損害も大きくなります。

また、デビューに向け共に準備してきたメンバーが離脱することは、デビュー初期のアイドルはほとんどが未成年であるため、ショックも大きく、残って活動を続けるメンバーの負担や精神的なリスクも増大します。

昨年デビューしたLE SSERAFIMは、デビューわずか数日でガラムの過去が騒動となり、「休養」が発表され、その2ヵ月後に正式に脱退しています。当時、活動中だったメンバーは急遽、ダンスやパートの変更が必要となりました。

また、今年サバイバル番組MBC「少年ファンタジー」で1位通過し、「FANTASY BOYS」でデビュー予定だったユ・ジュンウォンも、デビュー前に無断離脱したことで、マネジメント側と訴訟となっています。

(関係者)騒動が起こってから解決するまで、その過程をずっとそばで見守るメンバーたちが受ける不安やストレスは相当なもの。

他メンバーの健康なマインドまでもが、(騒動により)壊れてしまうのが1番の大きなリスクといえる。