昨年の「SM経営権紛争」今年もまた騒動に?
昨年の春頃「SM株(次期経営権)」をめぐり、SMエンターテインメントの創業者(イ・スマン氏)、現経営陣、HYBE、kakaoエンターテインメントらを巻き込み対立、様々な紛争を経て、結果としてHYBEが「撤退を電撃発表(kakaoとプラットフォームでの協力関係を締結)」したことで、kakaoがSMを傘下にして終結した騒動でしたが、今年になって新たな動きを見せています。
理由は、紛争が激しかった当時、HYBE側が
(SM株の公開買収過程において)特定その他法人がSMエンターテインメントの株式を60万株以上大量買収し、違法買収したか?の調査依頼陳情書を金融監督院に提出
その後、検察は分析を通じて、関与しているのが「Kakaoの役職員」であることを把握し、Kakaoエンターテインメントに対しても「株価操作及び大量保有報告義務違反の疑い」で家宅捜索に入っていました。
紛争中に出したHYBEの陳情書が発端→現在カカオ役員が裁判中
その後、金融監督院の資本市場特別司法警察は、Kakaoのペ・ジェヒョン投資総括代表をはじめ、投資戦略室長A氏、Kakaoエンターテインメントの戦略投資部門長B氏らを「資本市場法違反の容疑」で検察に送致しています。
ペ・ジェヒョン投資総括代表の裁判で代理人は容疑を否認し
競争的なM&A(買収合併)状況下で、物量確保の目的で行われた正常な買収行為
仮にSM経営権買収、または(HYBEによる買収の)阻止が目的であったとしても、その目的自体が自由市場経済体制では、いかなる不法性も帯びていないことは明確
ペ代表をはじめ、カカオ側はこの事件の株式買収を通じてどんな利益も取ったことがなく、これによって損害を被った人もいない。なのに、果たしてこのように拘束され、裁判を受けなければならないのかが疑問
と、強く反論しています。
kakao社内もゴタゴタ?代表交代説やSM売却説まで
「SM経営権紛争」を発端とした今も続く騒動に、とうとうkakao社内の新たな動きとして
代表交代説
SM売却説
が流れ始めています。
昨年末、一連のスキャンダルを受けて、kakaoの創業者であり、現経営刷新委員長のキム・ボムス氏自ら、kakaoエンターテインメントを主導することを明かしたことが理由となっています。
それと同時に、SM株の売却説まで浮上しています。
一部メディア
カカオは法的リスクにより、SMエンターテインメントを売却する方案まで検討中
すでに2~3社が関心を表している
kakaoエンターテインメントは2022年、138億ウォンの営業損失を記録しており、7年ぶりの赤字を出している。
昨年には経歴10年以上の職員を対象に希望退職を受けつけるなど、経営効率化措置を断行中
と報じていますが、あくまでカカオ側は「まだ確定したことはない」と回答しています。
ネット上では、昨年苦労して傘下にしたSMエンターテインメントをさっそく「カカオが手放す」との噂に
<ネット意見>
SMがあちこち売りモノにされる時代に・・・K-POPの王が(涙)
中国系が買いそう
もし本当にカカオがSMを売ったら、カカオは何がしたかったんだ?って話
SM全体は高くて売れないから、分割してバラバラにして売りそう、SMが終わる
最終的にHYBEが買いそう
イ・スマンだったりして(笑)