T-ARA「グループ内いじめ騒動」元代表が当時の状況を明かす
T-ARAの所属事務所として知られたMBKエンターテイメント(閉鎖)の元代表で、現在は移行された「POCKETDOL STUDIO」の代表を務める、キム・グァンス氏が12年前に起きた「グループ内いじめ騒動」について当時の状況を明かしました。
昨日(9日)、MBNの芸能バラエティ「行ってみようGO」にゲスト出演したキム・グァンス氏は騒動の発端について
(2010年にT-ARAに途中加入したリュ·ファヨンへのグループ内イジメが2012年に広がる)
今は全て明らかになったが、当時は観客が10分間も拍手しないこともあった。
あの時、ファヨンが音楽番組に出演して、足をくじいた。海外公演(7月25日・26日・日本武道館「T-ARA JAPAN TOUR 2012 ~Jewelry box~」)があったため、空港に松葉杖で現れた。
マネージャーに「そんな大怪我なのか?」と尋ねたところ、靭帯を少し痛めた程度で、折れたわけではなかった。しかし他のメンバーたちは、これによりファヨンの空席を埋めるため、新しい(ダンス)動線を合わせる必要があり、20数曲をすべて練習し直していた。
でも公演に行ったら、ファヨンはステージに立ち(自身のソロステージのみ)、1曲を歌って「怪我をしたのによく頑張った!」と褒められ、その状況に他のメンバーが私のところに来て
「私たちだってとても大変だったのに、ファヨンに謝って欲しい」と言ってきた。
ちょうど公演にメンバーの両親も来ていたため、私は「ご両親も来られている公演だから、韓国に帰ったらファヨンに話すよ。お前たちに謝るように言うから」と伝えた。
しかし韓国に戻って大騒ぎになってしまった。
ヒョヨン・ファヨン姉妹と契約書で揉めたことを初めて明かす
続けて、双子でMBKで別々のグループ(妹は「T-ARA」、姉は「F-ve Dolls」)に所属していた姉妹と揉めたことを明かしてます。
実はこれは初めて話すことですが・・・(ファヨンとヒョヨンから)契約書を持ってくるように言われ、破ってしまった。
「もう出て行け、君たちは条件なしで解放するから、君たちの仕事をしろ」と言ってしまった。それがネット上で「いじめ説」へと広がった。
その後は、T-ARAのメンバーの両親たちが訪ねてきて、記者会見をして、カカオトークを全部(真実を)公開しよう!と言って来たが、私はまだ幼いあの子たち(ファヨン・ヒョヨン)の人生はどうなるのか?と、止めた。私があの子たちと一緒に死んだのだ。
だから私は、T-ARAのメンバーには何の落ち度も無いため、そのままスケジュールを進行させたが、世間では「キム・グァンスはどれほどの力があれば、(スキャンダルがあっても)強行できるのか」と、そのように見られてしまった・・・メンバーに過ちは無かったのに。
ここで止まれば、永遠に再起できず活動できないという判断だった。例え私は悪口を言われても、私が全部抱えるし「君たちは進まなければならない」と伝えた。
と当時、沈黙した理由を明かしました。
T-ARAのメンバーには今でも申し訳ない、あの時の判断を後悔
「あの時の選択を後悔しているか?」の問いに対し
(涙があふれ出す)実はT-ARAのメンバーは、今も誕生日に時々連絡をくれる。「あの時、私が少しでも我慢していればよかった・・・本当に申し訳ない」と言って、たくさん泣いてしまう。
メンバーにはただ申し訳ない気持ち。エンタメ業界で40年過ごしているが、あの騒動は最大に申し訳なく、後悔していること。
あの子たちは(騒動がなければ)もっと全盛期で活動できていたはずだが、1人の判断で人生を台無しにしてしまった・・・私がなぜそうしたのか、10年が過ぎたことなのに、今も後悔はある。
T-ARAいじめ騒動
2009年にデビューし、人気ガールズグループとして活動中だったT-ARA、途中加入したファヨンへのグループ内いじめ説が2012年に広がる。日本公演後にメンバー側が公開したメッセージ(演技の天才に拍手を送ります、など)が、ファヨンへのイジメだと指摘される。
騒動すぐ(7月30日)に事務所側は「ファヨンとの契約解除」を発表、被害者と思われていたメンバーの方がグループから出される、という結果に世間からのグループイメージは最悪に。
T-ARAの公式ファンカフェは廃業へ、ファンカフェは「アンチカフェ」に変わり、メンバーはドラマから降板、広告契約も切られ、逆にモデル料の2倍である4億ウォンの違約金が要求される事態にも発展しました。